2014年第2回検診・カテーテル治療合同班が帰国しました
2014年8月30日
8月8日から11日の日程でモンゴル国ドルノド県中央病院において地方検診活動を実施したメンバーと、8月10日から15日の日程で首都ウランバートルの国立母子健康センターで心カテーテル治療活動を実施したメンバーが無事帰国しました。
検診班はウランバートル到着翌日の早朝国内線の飛行機で現地入りし、午後から活動を開始。合計198人の患者さんの検診を行いました。ドルノド県は平成24年度に「産経明美ちゃん基金」の枠組みへ申請し来日治療が叶ったアムルちゃんの出身地です。今回はそのご縁で、アムルちゃんのご両親が手配をしてくださいました。現地でかかる費用はドルノド県の実業家の方の篤志で賄われました。
カテーテル治療班は、今回重症患者さんが多いことが予想されていたため、表敬訪問や視察などを一切お断りして治療に専念できる体制としました。心エコー診断94人、動脈管開存(PDA)19例、肺動脈弁狭窄(PS)8例、診断カテーテル1例を実施しました。治療対象となった患者さんのうち1人は、それまで自分に心臓疾患があることを全く自覚しておらず、そのまま放置していたら数年のうちに死ぬかもしれない状況が今回の治療で安心して暮らすことができるようになったことを心から喜んでいました。