NPO法人
ハートセービングプロジェクト

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永世名誉理事長より

永世名誉理事長 羽根田紀幸

中国とロシア両大国の間に位置するモンゴル国は、1990年に旧ソ連の衛星国から自由主義経済へ移行し、以来急激に経済発展を遂げて来ております。その一方で、貧富の差が大幅に拡大し、高い失業率とインフレが継続的に続いております。こうした背景のもと、社会的弱者である子どもたち、中でも生まれつき心臓病をかかえた子どもたちは、日本では外科手術やカテーテル治療で99.9%完治する病気であっても見捨てられる傾向にあると聞き、2001年にモンゴルへの渡航・無償治療活動を始めました。

この活動に過去参加された方々には、活動と同時に各自の渡航にかかる費用とほぼ同額かそれ以上のご寄付を寄せていただきました。

活動開始時のモンゴルでは、先天性心疾患児は単純な疾患であっても助からないと諦める傾向にありましたが、この活動を10年以上続けた結果、単純な先天性心疾患児は助けなければいけない、というようにモンゴル人医師の意識も変化してまいりました。また、カテーテル治療と心臓検診の両方を経験することで診断レベルも年々向上してきました。

近年モンゴル国は高い経済成長率に伴い、医療に対する意識が変化しつつあります。2012年11月にはモンゴル国保健省から今後の整備に関する助言と専門医の育成を当団体に求められました。このような流れから、今後のHSPの役割は今まで以上に重要であり、当面は現地医師の教育を視野に入れた、少人数制複数班の年間複数回派遣を継続することが必須です。現地医師との目標のすりあわせは2012年11月に終わり、それぞれの医師の課題も明確になりました。これからの数年は人材育成にとって正念場といっても過言ではありません。

活動にこれまで参加された皆様におかれましては、是非ともまだしばらくお付き合いをいただき、共にモンゴル国の医療の発展に貢献していただけますよう、心よりお願い申し上げます。

また、これまで資金的にこの活動を支えてくださいました皆様におかれましては、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

今後も、皆様のご理解、ご協力、ご財浄におすがりしつつ、活動を継続してまいる所存です。

皆様何卒宜しくお願い申し上げます。