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ハートセービングプロジェクト

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2016年活動参加者の声

2016年12月15日

2016年11月のモンゴル医療支援活動に参加して  愛媛大学医学部附属病院 看護師 永田雅貴

檜垣高史先生からハートセービングプロジェクトの活動にお誘いをしていただき、看護師としてどういったことができるのか不安を抱えながらも2016年11月の活動に参加させていただきました。初参加ということで心配ばかりでしたが、スタッフ、理事長の羽根田先生をはじめ医師の方々、モンゴル国立母子保健センターのスタッフから暖かい歓迎を受け、安心して大変充実した日々を過ごすことができました。今回の治療への準備、モンゴルへの渡航と滞在期間のスタッフの支援にはとても感謝しています。

カテーテル治療を受けるお子さんとそのお母さん

カテーテル治療を受けるお子さんとそのお母さん

心エコー検診の現場にて

心エコー検診の現場にて

 

 

 

 

モンゴルで子どもの疾患を抱える家族は不安を抱いた毎日を送る中、モンゴル国立母子保健センターでの治療に希望をかけています。日本からやって来るハートセービングプロジェクトの活動はそうした家族の一つの光となっていました。

今回わたしは看護師として参加をさせていただきましたが、ある母親がカテーテル治療を受ける子どもと離れるときに泣いている姿を見て、ただ背中にそっと手を当てることしかできなかった自分への不甲斐なさを感じました。子どもの治療をはじめ、家族にはさまざまな不安があることでしょう。そんなとき、一瞬でも不安が安らぐように支えることができる看護師としての役割が大変重要であることを強く感じました。そのためには、モンゴルの文化、習慣、言葉を少しでも理解してハートセービングプロジェクトの活動に臨むことが必要であると実感しました。

カテーテル室でお世話になりました現地病院の看護師の方にも大変感謝しています。つたない英語でのコミュニケーションにも丁寧に話して頂き、安心して仕事に専念できました。今後も知り合った看護師の方々とはモンゴルと日本のことなど、連絡を取り合って交流を深めていきたいと思います。

治療が終わり喜ぶご家族と共に

治療が終わり喜ぶご家族と共に

現地病院の看護師さんと共に(中央が永田看護師)

現地病院の看護師さんと共に(中央が永田看護師)

これからも交流を深めていきたいです

これからも交流を深めていきたいです

 

今後、ハートセービングプロジェクトの活動内容をより多くの方に知っていただけるように、今回経験したことを周囲の方々に伝えていきたいです。そして、今後継続して参加できるチャンスを与えられたと考え、よりモンゴルへの興味をもち、語学力を身につけていきたいと思います。次回活動に参加できるときには子どもと家族により近く寄り添え、支えることができる看護師でありたいと思います。貴重な経験を本当にありがとうございました。

愛媛大学医学部附属病院 看護師 永田雅貴