2016年第1回モンゴル地方検診を実施しました(ホブド県)
2016年5月19日
2016年 第1回目となるモンゴル渡航治療チームが4月27日にウランバートルに到着。帰国後に今回の報告がありましたのでお伝えします。
到着の翌日28日は8時30分からモンゴル国立母子保健センターで今回カテーテル治療の対象となる患者さんと新たに見つかった患者さんの検診を行いました。全部で70人の患者さんのエコー検診を行いました。29日早朝、ウランバートル6時20分発の国内線フンヌ・エアーでモンゴルの西の端、ホブド県へ向かいました。ホブド県はモンゴルの西の端でウランバートルからおよそ1200キロの距離にあり、中国(新疆ウイグル自治区)と国境を接しています。前回は2010年5月に訪問しています。今回は2泊3日の日程の地方検診です。訪問先はホブド県立中央病院。初日29日は55人、30日は64人をエコー検診。両日合計で119人の心エコー検診を行いました。
うち1人はそのまま5月のカテ班で治療、1人は次回のカテ班での治療対象となりました。全体の約3割はすでにホブド中央病院で心疾患の診断を受けていた患者さんでした。今回の受診で心疾患が確定した患者さんが全体の約1割でした。
現地活動中、ホブド県保健課から見学がありました。また、ホブド県の地元テレビ局からニュース取材の訪問があり、山本医師が対応しました。国立母子保健センター小児循環器科外来担当のウンドラル医師が病院へ有給届を提出して同行しました。ウンドラル医師はホブド出身であり、現地との関係もできていたので活動自体大変スムーズに進みました。
2日間の検診終了後、地元の遊牧民の方のお宅に立ち寄りました。こうした時間がもてるのは大変珍しく、モンゴルらしい様子に触れて活動参加者一同大喜びでした。