2024年5月モンゴル カテーテル1班報告
2024年7月20日
カテ1班・地方検診班 合同のGWモンゴル渡航
2024年5月のハートセービングプロジェクトのモンゴルでの活動は、「ドントゴビ県・ゴビスムベル県検診班」と「カテーテル1班」の2チームで行いました。日本から参加の総勢9名のメンバーは5月2日(木)に成田空港第2ターミナルのチェックインカウンターに集合してから出発しました(事務局1名は1週間先んじてモンゴル入りしました)。ウランバートル到着は夕方19時ちょっと前で、空港を出るととてもきれいな夕日に出迎えられました。気温は長袖1枚だと少し肌寒いぐらいのさわやかさです。ウランバートル到着後、検診班・カテーテル班全員で夕食をとりました。今回の滞在はウランバートルホテルです。夕食後ホテルの会議室を借りて今回の活動についてのミーティングを行なってこの日は終了となりました。
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日本企業との共同で開発されたチンギスハーン国際空港
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7時を過ぎてもまだ明るい。到着後空港の外にて
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ホテルの会議室にて今回の活動のためのミーティング
治療と同時にモンゴルの若手育成に臨んで
翌日5月3日(金)、早朝に検診班の地方への出発を見送ったのち、モンゴル国立母子保健センターに移動して活動を開始しました。午前中から待機されていらっしゃる患者さんのエコー診断を、昼の休憩をはさんで午後3時ごろまで行い、その後、カテーテル治療を3例行いました。
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受付要員は現地ボランティア。混雑する待合室
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問診票とカルテを受付で作成しながら身長体重測定
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エコー検診
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エコー検診
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現場でのミーティング
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エコー検診
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エコー検診
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ホンゴル医師(手前)に指導する高田秀実医師
5月4日(土)。2日目は1日中カテーテル治療で合計6例を行いました。また、治療終了後にはモンゴルの医師を対象としたバルーンカテーテルについての勉強会を開催しました。
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カテーテルの様子
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カテ終了
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カテ終了
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カテ終了
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バルーンカテーテルについての勉強会
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即席のイラストを使って
5月5日(日)。3日目は朝からカテーテル治療を開始し合計4例を行うと同時に、初日、2日目の治療を受けた患者さんの回診を行いました。カテ終了後に、この3日間のカンファレンスを全員で実施し、その後、モンゴルの若手の医師の方々に集まっていただいて2つのテーマ=経食道心エコーについて、心房中隔欠損の閉鎖について の座学を行いました。カンファレンス、座学共に積極的に質疑応答が行われてみなさん熱心に聞き入っていました。
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術後の回診中
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リラックスした雰囲気のなか回診が進みます
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すっかり仲良くなりました
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熱心な意見交換が行われました
その後、夕方5時過ぎに病院を出発し、ウランバートル郊外のナライハに向かい、地方検診から戻って来た検診班チームとここで合流し、観光スポットである亀石近くで乗馬体験をしました。モンゴルに到着してから3日間、病院とホテルの行き来だけでしたので、束の間のモンゴルらしい空気を味わうことができました。その後。空港近くのレストランで夕食をとりながら、お互いのチームのこの3日間の活動を報告し合いました。
翌6日(月)、朝7:45発のモンゴルミアット航空にて全員が帰国の途に就きました。
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ウランバートル郊外のナライハで乗馬体験
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少しだけモンゴルを味わいました
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今回出会ったお子さまのひとり
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今回出会ったお子さまのひとり
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今回出会ったお子さまと親御さま
母子保健センターでの活動3日間の合計エコー件数は89(初日85、2日目4)、カテーテル件数は13、うち治療カテは10例でPDA2、PS1、ASD7、検査カテーテルは3例。初日が3例、2日目が6例、3日目が4例でした。
今回のメンバーにはカテーテル班に1名、地方検診班に1名の医学生が参加しましたが、ふれあいを通じて緊張しがちなお子さんがリラックスできる雰囲気を作るなど大活躍していました。
この度も活動にご協力くださいました関係者のみなさま、ご寄付にてご支援いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
また活動に参加された日本・モンゴル両国のボランティアのみなさま、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
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みなさまお疲れ様でした!またぜひ参加なさってくださいね