NPO法人
ハートセービングプロジェクト

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参加ボランティアより

大阪市立総合医療センター 江原 英治医師

検診班とカテ班の両方に参加させていただきました。検診班のホブトでは検診班全員で力を合わせて、多くの子どもさんの診療に当たることができました。仕事の合間には現地の方に大変お世話になり、ゲルにご招待いただいたり、真夜中に星を見に連れて行っていただいたりと、楽しい旅になりました。
カテ班では、他施設の先生方と一緒にモンゴルの子どもたちの治療をさせていただき、大変新鮮でした。これからもこれをご縁に少しでもお手伝いできればと思っています。

京都府立医科大学 浅田 大医師

2016年5月のカテーテル治療班に初めて参加させて頂きました。日本の小児循環器領域を牽引されている先生方も多くお集まりになられ、モンゴルの先生方と協力しながら決して恵まれない環境で最善の治療を施していく姿に大変感銘を受けました。治療後に言葉は分からなくてもご家族から大変感謝された時には、本当に来て良かったと思えました。今後も是非この活動に参加させて頂き、モンゴル、日本双方に還元できればと思います。

四国こどもとおとなの医療センター 大西達也医師

今回の経験で最も勉強になったのは、「本プロジェクトでモンゴルの心臓病で苦しむ子供さんがたくさん治っている」、そして「物資の少ない中で、技術と知識を駆使して最大限の治療をしている」という現実を知り得たことでした。僕はこれまでボランティア活動にあまり縁がなかったのですが、今回の経験で新たな一歩を踏み出せました。今回の経験を元により良い治療をして良ければと考えておりますし、それを昇華してまたモンゴルの子供たちにもcontributeできればと考えております。

アルタントーヤ(日本在住モンゴル人女性、二児の母)

2008年夏、通訳として参加しました。二児の母として考えさせられたことは、「子どもは勉強できなくていい、病気せずに元気でいれば何よりです」という事は身に沁みるほど感じました。母親として子どもを守りたい、助けたいという気持ちは日本人でもモンゴル人でも何人でも一緒だと思います。

バヤサル (日本在住モンゴル人男性)

世界の困っている子供たちのために何か力になってあげたい“何もかも”はできなくても、”何か”はきっとできると思っていました。そして「ハートセービングプロジェクト」の略称でモンゴルの心臓病の子どもたちを救おうと立ち上げたNPOに関心を持ち、私は子どもたちに夢と感動と希望を与えられる活動に参加しました。
皆さん、子どもたちに大きな喜びをもたらしてあげてください。

高知大学医学部 山本雅樹医師

自分にとって有意義な経験がたくさんありました。日本で当たり前に受けられる医療がモンゴルでは受けることができない現実を目の当たりにしたこと、日本中の小児循環器医師との医療活動ができたこと、現地の医師との協同の医療活動。モチベーションを下げることなく活動できたのは、現地スタッフを含めた全員が一所懸命日々の活動を行っておられたことが、自分にも良い影響を及ぼしてくれたためと思っています。

富山大学 伊吹圭二郎医師

途上国における医療の現状を目の当たりにすることが出来ました。限られた医療資源の中で、最善を選択して治療を進めていくHSPの経験と判断力など大変勉強になりました。カテーテル治療の劇的な効果により、モンゴルの子供達の未来が明るく開ける瞬間を感じることが出来ました。治療を終えた後の患児とその家族の笑顔、感謝の言葉に大きな充実感がありました。日本では当たり前の医療をモンゴルでは受ける事ができません。命の重さは変わらないはずなのに・・・
今後も自分の出来る範囲でこのHSPの活動に協力していきたいと思います。

北里大学 木村純人医師

患者診察、検査、エコー等限られた状況でいかに治療選択を短時間で決定していくか、という診察を間近で拝見できたことが大きな衝撃で、何物にも代えがたい収穫でした。
自分がどうして小児循環器を選んだのか、今後どういった医師像を目指すのか、今はまだ興奮が冷めないので、これからじっくりと考えていきたいと思います。

東北大学医学部 木村正人医師

当初は多少お役に立てる自負はありましたが、検診やカテーテルをしながら自分の未熟さと知識の軽薄さに改めて気づかされ、今は反省しかありません。
これからもこの気持ちを忘れずに日々診療・勉強をしていきたいと思います。
私が日本で経験・勉強したことが少しでもモンゴルのこども達のお役に立てればうれしいですし、モンゴルで経験・勉強したことが日本のこども達の役に立つと信じています。

愛媛大学小児科 檜垣高史教授

あらためまして、モンゴルでは、いろいろとお世話になりどうもありがとうございました。
治療も順調に終わり、カテーテルをがんばった子供たちも元気になっていくことと思います。HSPのみんなに支えられて、本当に多くのことを勉強させていただきました。
HSP Mongoliaの方たちにも、心から感謝です。

自治医科大学とちぎ子ども医療センター 片岡功一医師

今回の渡航診療では,トラブルや難しい局面を一緒に乗り越えたことで,いつも以上に参加者の結束が強まったと感じています.ついプライベートを語ってしまう雰囲気になったのも,皆が非常に親密であったからだと思います.色々な意味で密度の高い渡航診療で,勉強になりました。

広島市民病院 中川直美医師

日本では経験できないことをいろいろとよい経験をさせていただけたことに感謝しております。また機会があれば、いえ、機会は作るものですね、やりくりしてご参加させていただければと思います。

愛媛大学医学部付属病院 康 明秋医師

皆様にはたくさん迷惑をかけましたがとてもいい経験になりました。これから愛媛で勉強しなおします。

あかね会土谷総合病院 田原 昌博医師

今回のモンゴルは寒くても度くらいだったので、覚悟していた割には寒くなくて比較的快適に過ごせました。このような機会を与えて頂き、ありがとうございました。

山口大学 鈴木康夫医師

今回初めて参加させて頂き、非常に有意義で貴重な時間が過ごせ楽しかったです。またモンゴルに行く機会があれば是非参加したいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

宇佐美写真事務所 丸野聡子(事務局)

治療を受けて元気になったお子さんのお母さんから、習いたての日本語で書かれた手紙が届きました。命と真剣に向き合うこの活動。自費で参加されている医療関係者の方々、そしてご寄附くださる方々。ただただ感謝です。わたしはカメラマンですが、事務処理分野でお手伝いしています。

島根大学医学部麻酔科 片山望

この度、カテーテル治療に麻酔科医として参加させていただきました。私にとって2度目の参加である今回はモンゴルの母子センターの麻酔科医とともに全身麻酔管理に当たらせていただきました。母子センターの先生方は小児麻酔に長けた先生ばかりでしたので、主に高肺血流患者の管理について不慣れな英語ですが説明を行いながらの活動でした。日本で使用している麻酔薬がなかったり麻酔器が動かなかったりなど戸惑うこともありましたが、お互いの麻酔方法や薬剤使用法などについて意見交換を行うなど交流しながら診療することができ、大変貴重な経験となりました。モンゴルの子供たちの健康を守る活動を、麻酔科医の立場からお手伝いすることができとてもよかったと思っています。

愛媛大学大学院医学系研究科分子・機能領域 小児科学講座 山本英一

私は、今回8回めのモンゴル渡航である。この日を迎えるたびに、わくわくしている。いったいなにがそうさせるのだろうか。
 モンゴルの景色がすてきだから、おいしいモンゴル料理が食べられるから?(確かに、それも理由の一つかも) いやいやそうではない。モンゴルのHSPがいて、日本のHSPがいて、しっかりタッグを組んで、年に1回の渡航である僕にとっては、成果を発揮することのできる大きな大会のようなものと感じている。いつもの日常とは異なり、日本での自身の日常診療の経験をここで発揮するために、失敗のないようにと、緊張感がみなぎる。これがわくわくの原因だと思う。
 今回も事故やトラブルなく、それなりの成果をえて、終わった。毎回、モンゴルの医師たちの、基本や技術がかなり向上してきていることを感じる。それゆえ、これからの自分自身の、この活動の役割は何か。しっかり、考えていきながら、その目標を見つけて、来年もぜひこの土地で、わくわくできたらいいなと思う。

愛媛大学医学部附属病院 PHCU 看護師 小出沙由紀

今年も昨年に引き続きHSPの活動に看護師として参加させていただきました。
昨年、初めてモンゴルに行き、HSPのスタッフの温かさや現地スタッフの愛国心や向上心、モンゴルの国の雄大さに心を引かれ、次もぜひ参加したいと思っていました。この活動に参加しているスタッフは本当にモンゴルの事が好きで、プライドを持って仕事をしています。日本では一緒に仕事をすることのない医師やスタッフと関わることで様々な経験談や価値観を聞くことができ、自分の世界を広げることができています。今後も、看護師である自分だからできることを見つけ、モンゴルの子どもやその家族が幸せになるためのお手伝いができたらと思います。
ありがとうございました。