2023年2月9日-12日でモンゴル活動開始前パイロット渡航を実施
2023年2月20日
2019年12月のモンゴル渡航治療支援活動以降、新型コロナウイルスの世界的流行の影響でいったん停止していましたモンゴル訪問ですが、3年2ヶ月ぶりに理事長の富田英先生、喜瀬広亮先生、山岡大志郎先生の3名で、活動再開に向けたパイロット渡航を行いました。
(往路)2月9日(木) 成田空港15:30発ウランバートルチンギスハーン空港20:25着
(帰路)2月12日(日)ウランバートルチンギスハーン空港8:55発成田空港14:40着
2月10日、11日はモンゴル国立母子保健センター小児循環器科にて現地医師と共に心エコー検査と心カテーテル治療活動を行いました。
2月10日 初日 トータル検診 53人
2月11日カテ 10例(治療カテーテル9例うち動脈管開存7、肺動脈弁狭窄2、検査カテーテル1)
また、11日には当団体の富田英理事長とモンゴル国立母子保健センターのアルタントーヤ総長により今後の活動協力契約書に調印を行いました。
その際、今後のハートセービングプロジェクトの活動に対して、現状の報告と今後の希望をお聞きしました。
(現状報告)
小児循環器科では大幅に人事異動があり、全面的に若手ばかりになりました。その一方で2023年秋からは同病院内でいよいよ開心術が開始される計画です。
(今後の希望)
人事異動前はモンゴル人医師主導で治療できる範囲が広がっていましたが、現在はモンゴル人医師が主術者として心カテーテル治療を行うことが困難になってしまったため、1-2年のうちに若手医師をハートセービングプロジェクトに指導してもらい、早くモンゴル人医師が主術者としてカテーテル治療をできる状態にしたい。
この希望に基づき、パイロット渡航が終了したのちに行われた理事会で、2023年以降の活動スタイルを、少人数による複数回渡航(できれば2-3ヶ月に1度程度)にすることが決まりました。
今回の滞在中には、モンゴル国立母子保健センターから、当団体の理事長である富田英理事長に対して名誉教授の称号を授与されました。