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ハートセービングプロジェクト

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2023年8月カテーテル治療支援活動の報告

2023年9月23日

概要

日程: 8月10日(木) 成田空港集合 OM502便にて成田発14:40 ウランバートル着19:15
8月11日(金)モンゴル国立母子保健センターにて活動(富田先生モンゴル入り)
8月12日(土)〃
8月13日(日)〃(一部帰国)
8月14日(月)OM501便にてウランバートル発7:45成田着13:40 空港にて解散
ホテル:バヤンゴルホテル(ウランバートル モンゴル)
成果:心エコー件数 66人カテーテル件数14内訳 治療カテーテル12( PDA4、ASD4、PS4)、診断カテーテル2経食道エコーのレクチャー(高田秀実先生)と操作指導(喜瀬広亮先生)

今回の詳細

初日はエコー検診主体でカテーテル治療は2例でした。カテーテル治療の時には、喜瀬先生がモンゴルの2人の医師に操作を指導しました。

富田先生(中央)、喜瀬先生(右)

喜瀬先生の操作の講義に聞き入るモンゴルの医師たち

 

2日めは経食道エコーのレクチャーを高田先生がなさった後、喜瀬先生が操作指導を行いました。受講したうちの循環器科1年目のドクター2人が経食道エコーにとても興味を持ってくれており、今後の成長にとても期待が持てました。カテーテルは富田先生が治療と同時に指導を行いました。当初は細かく説明しながら行い、途中からは富田先生がモンゴルの先生の手に手を重ねて操作指導をするというものでした。このやり方で操作のイメージがかなり掴めたようです。治療自体はシビアなものが多く、この日のスケジュールが終了したのは日付が変わる少し前、という状況でした。この日はカテーテル8例でした。

 

経食道エコーのレクチャー

レクチャー中の高田先生(右)

喜瀬先生(右)によるカテーテル操作の講義

3日めはカテーテル4例と回診という内容でした。

今回の渡航中では、富田先生が、モンゴル国立母子保健センター小児循環器科に新たに加わった(3年の間に加わっていた)4名について、それぞれと話をし、今後の希望などを聞きました。3年前までは英語を解さない医師が多かったのですが、新たに加わった4名共みなさん英語が通じるのでコミュニケーションもとりやすく、今後の指導もスピードアップできるのではないかと期待が持てます。

カテーテルについては、今回時間が足りなかった部分について継続して基本を指導していく必要がありそうです。

心エコーの指導

患者さんのご両親に説明

患者さんのお母様(右)

ウランバートルにある小児を診る病院では、技術面で私立病院がリードを広げています。また成人を対象とする公立病院でも小児まで治療領域が広がって来ています。今後、モンゴル国内の病院同士で連携が取れるようになれば短期間での技術向上が大いに見込まれるところですが、お国柄のせいか、なかなかそうもいかないようです。

患者さん方からお礼の絵が

8月のメンバー:(敬称略)
 富田英(昭和大学病院)
羽根田紀幸(どれみクリニック) 
喜瀬広亮(昭和大学病院)
高田秀実(愛媛大学医学部附属病院)
菊地夏望(山梨大学医学部附属病院)
B.Altantuya(事務局)