NPO法人
ハートセービングプロジェクト

お問い合わせ

団体概要

HSP(ハートセービングプロジェクト)とは?

日本の医療ではすぐにできる手術でも、モンゴルの厳しい経済状況下ではそれが難しい子供たちが大勢います。こうした子供たちを一人でも多く救いたいと、日本とモンゴル国の医師団が協力しあいながら2001年からモンゴルで医療支援活動を行っています。今後も継続して活動をすすめるために2008年9月、正式にNPO法人に。そして、2015年4月には認定NPO法人を取得いたしました。

認定NPO法人とは?

2018年末までにHSPの活動によって助かった子供は630人にのぼります(心臓カテーテルを受けた子供の実数は763人)。また、ウランバートルの国立母子保健センターで心臓のエコー診断を行った数は3545人、地方検診で行った心臓のエコー診断の数は3842人にのぼります。

gaimudaijin-s

2013年7月 これまでの活動が評価されて
日本国外務省より外務大臣賞を受賞

はじまりは出会いから

dr-enkhsaihan

Dr. Enkhsaihan

dr-haneda

Dr.羽根田紀幸

モンゴル人女性医師P.エンフサイハンさんが島根医科大学(現島根大学医学部)に留学してきたのが、理事長・羽根田紀幸医師との出会いでした。
出産時の心臓病発症率が日本や欧米では150人に一人の割合が、モンゴルでは100人に1人。
日本の小児医療とモンゴル国の現状を比較して、なんとかできないだろうかと話したことがきっかけでした。
理事長・羽根田紀幸医師と、黒江兼司医師、矢野宏氏が自己資金で初めてモンゴル国を訪れたのが、2001年。
治療の成功したモンゴルの子供たちの笑顔が忘れられず、なんとか続けられないかと必要な医療物資の寄付を集めながら毎年この活動を続けて続けてきました。

1回の渡航で一週間ほど滞在し、地方と首都ウランバートルでの検診で心エコー検査を実施。
その中からカテーテル治療の必要な子どもたちにウランバートにある国立第3病院と国立母子保健センターで施術をします。

これからの目標

現在、日本の医師団はモンゴル国の医師団と共にモンゴルの子供たちの医療に従事することで、国境を超えて医療の交流を図っています。共通語である英語はもちろん、モンゴル国内で日ごろから日本と交流のある業務に携わっている日本語モンゴル語通訳者を介して、検討会を開いたり、現場で討論も行っています。

しかし、日本からHSPの医師団が渡航すると、モンゴル国の各地からたいへん大勢の患者が、治療を行う病院に集まるため、診察にかかる時間もたいへん長く、お互い意見交換をする時間が足りないのが実態です。
カテーテル医療がまだはじまったばかりのモンゴル。
日本からHSPの活動に参加する医師たちは、一刻も早く、モンゴルに日本の技術を定着させたいと願っています。

また、HSPはモンゴルから始まりましたが、小児循環器医療技術がモンゴル独自で進み始めたあかつきには、活動の場を求めて次の国を、という夢もあります。

目的

この法人は、海外医療ボランタリー活動をする日本の医療チームを対象者として、その活動を支援する事業を現地および日本国内で行い、さらにその活動を日本で広報する事業を行い、対象地域の保健、医療の増進を図るとともに、国際協力の活動に寄与することを目的とする。
この法人は、上記の目的を達成するため、特定非営利活動促進法第2条別表1号(保健、医療又は福祉の増進を図る活動)、及び9号(国際効力の活動)を行う。
この法人は上記の活動に係る次の事業を行う。

1.海外医療ボランタリー活動を現地で支援する事業
2.海外医療ボランタリー活動を日本で支援する事業
3.海外医療ボランタリー活動を日本で広報する事業

公式役員

jpn-tomita

理事長 富田英

理事長 富田英
昭和大学特任教授 小児循環器・先天性心疾患センター センター長
モンゴル国立母子保健センター名誉教授
一般社団法人日本Congenital Interventional Cardiology学会 元理事長 理事 保険診療委員長

dr-haneda

永世理事長 羽根田紀幸

医療法人どれみクリニック基常小児科福代皮膚科副院長
島根大学医学部臨床教授 モンゴル国立母子保健センター名誉教授
島根県小児科医会会長 出雲医師会学校心臓検診委員長

jpn-higaki

副理事長 檜垣高史

愛媛大学大学院医学系研究科
地域小児・周産期学 教授/移行期・成人先天性心疾患センター センター長
日本小児循環器学会 理事
モンゴル国立医科大学 名誉教授
認定NPO法人ラ・ファミリエ 理事長

jpn-kataoka

理事 片岡功一

地方独立行政法人広島市立病院機構 広島市広島市民病院 小児科主任部長(兼)循環器小児科部長

理事 田村真通

秋田赤十字病院 副院長(兼)総合診療科部長(兼)第一小児科部長

理事 藤井園子

愛媛大学医学部麻酔周産期学教室助教

理事 谷口智子

札幌医科大学附属病院 高度救命救急センター看護師

jpn-usami

理事 宇佐美博幸(事務局長)

写真家

jpn-yoshida

監事 吉田起男

吉田起男税理士事務所代表

事務局

jimukyoku-Altantuya

スタッフ Altantuya

スタッフ 丸野聡子

写真家

スタッフ 伊藤康弘

写真家

モンゴル国における協力団体

【NPO法人ズルフ ハマガーラフ トゥスル(TBB Zurkh Khamgaalakh Tusul)】
※モンゴルでのHSPの活動受け皿となるNPO法人

【モンゴル国立母子保健センター(National Center for Maternal and Child Health)】
※モンゴルでのHSPの活動協力病院

【国立第三病院(The Third State Central Hospital)】
※モンゴルでのHSPの活動協力病院

【バヤンゴルホテル】
※HSPへ宿泊を無償提供してくださっているホテル

hotel

その他規則・規程

現在、NPO法人ハートセービングプロジェクトでは、正職員および臨時職員を雇用しておりません。しかしながら今後の雇用の可能性を考えて就業 規則を策定しております。

就業規則
情報公開規程
役員報酬規程