活動参加者のレポート
2019年7月19日
今年の春のモンゴルでの活動に参加された学生ボランティアの方から感想文をいただきました。
2019年GWのモンゴルでの活動に参加して
愛媛大学医学部五回生 濱田 真彰
今回初めてハートセービングプロジェクトに参加させていただきました。低学年時から団体の理事である檜垣高史先生にお世話になっており、以前からモンゴルの活動について興味を持っておりました。今回の活動で、私は日本では学べない多くのことを経験することができました。
私はバヤンホンゴルで検診を見学させていただきました、バヤンホンゴルの医療設備は完全に整っているわけではありませんでしたが、その中で最善の医療を提供していました。山本英一先生の隣で検診を見学して、さまざまな心疾患の典型的心雑音やエコーを何例も間近に見ることができ、心疾患の理解をより深めることができました。また、何かしらの異常を検出された子どもたちがみな強く生きていることも印象的でした。日本では1日でも早く手術がなされるような重篤な子どもたちでさえモンゴルでは待たなければなりません、いつ治療されるか、治療がそもそもできるのか、それさえ知らされずに日々を過ごしています。そのような不確かな状況の下で生活を続けている子どもたちの姿を見て、医療者として少しでも彼らの役に立ちたいという自覚がより強くなりました。
ウランバートルではカテーテル治療を見学させていただきました。設備が完全に整っていない中、先生方が臨機応変に対応されておられた姿が大変印象的でした。また、現地スタッフと日本チームが言語の壁を乗り越えて手を取り合っている姿に感銘を受けました。
モンゴルでの活動を通して、国際医療の現場を体験することができました。私自身、できることは非常に限られていましたが、将来このような活動に、ひとりの医者として参加したいと感じました。今後も日々の学習に励み、より良い医療者になれるよう努力していきたいと思います。
最後に今回のモンゴルでの活動に携わった方々に感謝を述べたいと思います。今後のハートセービングプロジェクトのさらなるご発展をお祈りしています。